PSP「グランツーリスモ」は,10月1日に発売された人気ドライビングシミュレータのシリーズ最新作だ。定評のあるリアルなグラフィックスや,本格的な車の挙動などはそのままに,初心者から上級者まで楽しめる“ミッションにチャレンジ”モードを始めとする新規要素を導入。幅広いプレイヤーから好評を博している。
イベント当日はあいにくの天気だったにもかかわらず,会場には多くの人が訪れた。イベントの終盤では,ゲストとして登場した,レーサーの脇坂寿一さん(以下,脇坂さん)と「グランツーリスモ」で対戦できるコーナーも開催された。本稿ではその様子をレポートしていこう。
イベントはメイン会場だけでなく,複数のサブ会場でも展開
ちなみに筆者の見たところ,参加者総数はざっと数百人には達していた。このことからも,ファイナルラウンドへの進出がどれだけ狭き門かということが理解できるだろう。
サブ会場では,凄腕レーサーと参加者3名ずつの,計4人で対戦を行っており,勝った人はその場で,勝利の証であるスタンプを押してもらっていた。“対戦”とはいえ,緊迫した雰囲気はほとんどなく,どの参加者も和気藹々とレースを楽しんでいる様子であった。
凄まじい実力を持つファイナル進出者に,脇坂さんも大苦戦!?
メイン会場では,ファイナルラウンドを前に,ゲストの脇坂さんと川村ゆきえさん(以下,川村さん)がデモプレイを披露。お二人に女性スタッフ2名を加えた4人対戦だ。
脇坂寿一さん | 川村ゆきえさん |
「グランツーリスモ」は以前プレイしたことあるという川村さんであったが,デモプレイで選択されたコースが今までプレイしたことのないものだと知ると,「知らないコースだと周りが見えないんです。そんな余裕ありません(笑)」とちょっぴり弱気に。
また実況のピエール北川さん(以下,ピエールさん)が,脇坂さんに「プロレーサーとして負けられませんね」と振ると,「女性に負けたら絵面的にかっこ悪いですよ。負けられませんね」とコメント。
レースが始まると,誰もが予想していたとおり川村さんがいきなりクラッシュ。「どこがコース!?」と若干パニック気味であった。一方の脇坂さんも川村さんに続きクラッシュしてしまう。ピエールさんによると「僕が話しかけたからクラッシュしてしまったんですね(笑)」と冗談交じりに実況していたが,真相は不明である。
結局レースは,女性スタッフが独走してブッちぎりの1位。2位が脇坂さんで3位が川村さんという結果となった。すかさずピエールさんが「若干1名,空気を読めない方がいっしゃいますー!」と突っ込む。もちろん女性スタッフのことだ。脇坂さんは「これはセッティングしたヤツが悪い!(笑)」と分かりやすい言い訳を披露し,会場を沸かせていた。
レース内容は,さすがにここまで残った精鋭達の戦いだけあって,かなりハイレベル。まさに0.1秒の差が命運を分けるという展開だった。そして,そんな激闘を勝ち残った3名がついに決定。脇坂さんを含めた4名でのガチンコバトルが始まった。
さらに脇坂さんはその後,ほかのレーサーをも巻き込む壮大なクラッシュを決め,より深い泥沼へハマッていく。ピエールさんからも「出たー! 脇坂選手の体当たり攻撃ー!」と,もはや何の競技を実況をしているのか分からないような状況になっていき,会場も大いに盛り上がる。
その後,脇坂さんを除く3名は接戦を繰り広げていたものの,最後の最後で優勝候補といわれていたクラウドさんが一気に決め,勝利を収めた。優勝者であるクラウドさんには,2010年3月に発売予定のPlayStation 3用ソフト「グランツーリスモ5」のスタッフ
引用元:くろネコ RMT